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第6波は来るのか?新型コロナウイルスの謎

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2021年10月10日、東京都コロナウイルス感染者(60人)11日 (49人)12日 (77人)13日(72人)…この劇的な減少ぶりはいったいなんなんでしょうか。9月29日付けのブログで…

「ワクチン接種が着実に進んできている」/「いわゆる人の流れが減少している状態が比較的長く続いている」/「個々人のリスク回避行動がみられた」との諸学者の見解を記しましたが、やはりはっきりしないようです。

一方でほとんどの研究者が第6波が到来すると言及しています。なんだか、嵐の前の静けさのようですね。

私も色々調べてはみたんですが統一的な見解には至らず、それぞれで言うことはバラバラ。今回の記事では各研究者や機関等の見解を記してみました。参考までご覧ください。

(1)大妻大学特任教授 森田豊

▼ここまで、急激に感染者が減少した原因は分からない。解説し難い。

▼毎週医師10名でオンラインミーティングをしているが医師の中でも50%は「ワクチン接種の急激な上昇、世間の緊迫感」と位置付けているが残りの半分については理由づけはできていない。

▼「分からない、不思議だ、マジックだ」と説明。このまま分からないかもとコメント。

(2)感染症対策分科会の尾身茂会長

▼まだ国民の70%がワクチン接種したとしても残りの30%が保護されるわけでは無いと思う。

▼明かりが見えてきたと言えば治療薬の登場。6波前に間に合うか。期待は年内申請を目指している塩野義の経口薬。

▼メルク(米国)のモルヌピラビルは年内にもアメリカで緊急使用許可が出てきた。日本も年内に申請を見込んでいる。

▼開発に数年を要する薬剤開発が急ピッチで進んでいるが少なくても今のような感染対策をしばらくは続ける必要はある。

▼ワクチンを接種し安心して行動が活発化している。

(3)日本医科大学特任教授 北村義浩氏

▼第6波は必ずあります。「予想ですけど」と前置きをしたうえに感染者の減少は11月まで続く。

▼減少傾向の理由ははっきりとは分からないがマスク着用がポイントと分析。そしてキープする鍵はワクチンと明言した。

▼何曜日であっても感染者が2桁をキープすれば緊急事態宣言を出すような状況にはならないし、医療崩壊・医療逼迫などは起こらないので、日常生活はごく普通にできるようになると道筋を示した。

▼そのうえで、第6波は必ず来ると断言。

(4)慶應大学医学部医療政策管理学教室教授 宮田裕章氏

▼感染者が急激に減少した理由は感染したことによる自然免疫増、リスク回避行動がみられる、ワクチンの効果。

▼日本で、2回ワクチンを接種した率は63.1%。しかし、日本より高い接種率でも感染が広がっている国がある。ワクチンだけに頼るのは難しい。

▼第6波が来なそうな雰囲気もあるが、ワクチン接種により重症化はある程度予防できるが発症効果を抑える効果はだんだん落ちてくる。どの段階でどれくらい落ちてくるのか?

▼これから未知の変異ウイルスがやってくるかもしれないので注意が必要。

▼ワクチンだけに頼る地域は感染再拡大が起こっている。行動制限、予防対策を重ねながら経済とのバランスをどうとっていくかデータをとり向き合っていくことが必要。

▼場合によっては3回目の接種も考慮に入れることも重要。医療従事者や高齢者は4月から打っているので予防効果が薄くなっている。どのタイミングで打つかは大切な判断。

(5)東京医科歯科大学病院 荒井裕国副病院長

▼感染者数が下がっても上がったときがより高い山になりかねないから心配しているところ。

▼第5波を超える波がきたときは医療崩壊するのでは。

▼数字(感染者数)に麻痺しかけているのではないか。

(6)国際医療福祉大学 松本哲哉主任教授

▼冬よりも前に感染が広がり第5波を上回る可能性がある。

▼9月〜10月に感染が減少しても怖いのは冬。

▼ワクチン接種が進んだとしても感染する可能性はある。

(7)東京大学 仲田泰祐准教授

▼飲食店の時短要請や大規模イベントの制限撤廃など来月から3ヶ月かけて感染拡大前の経済活動に戻すと仮定すると年末までは感染は広まらない。1月以降、感染者は増え2月には5,000人越え、2月の第3週には1万人を超えると思われる。

▼ワクチン接種率を上げる、重症患者への対応力を上げるなどの備えが必要である。

(8)鳥取大学医学部 景山誠ニ教授

▼感染者数の減少が進んだのはワクチン接種により免疫を獲得したため。

▼第6波はブレークスルー感染(ワクチンを2回接種した人が感染すること)の影響をうけない。

▼第6波は昨年の冬の昨年の冬の第3波よりは小さくなると推察する。理由はワクチンを接種しているから。

▼第6波が来るとしたら年末〜正月にかけて。人流も影響してくる。

▼こまめな換気と冬以降の3回目の接種が鍵を握りそう。

(9)岸田文雄首相・厚労省

▼ワクチン3回目接種、早ければ12月からの開始を想定し準備をすすめる。

▼コロナ対策の大きな決め手は国産の経口治療薬。

(10)その他

ひとときより大幅な数で感染者数は減っていますが、怖いのは変異株。アルファー、ベータ、ガンマと変異し、今では12種類目のミュー株というのがコロンビアやエクアドルで流行しているそうです。

このミュー株に対してはワクチンの有効性が7分の1まで下がると言われています。ミュー株は日本に2名、海外帰国で流入しているとのこと。いずれの方も無症状のようです。

ウイルスは人から人へ感染する際、遺伝情報をコピーしながら増殖しますが、変異とは遺伝情報をコピーした際コピーミスが起きて遺伝情報の一部が変わったことを言います。例えて言えばノートを書き写す際、書き間違えが起こると新しい株ができるようなものです。

冬に予想される株はラムダかミューか新たに生まれるニュー株かクサイ株か誰にも予想できません。

いずれにせよ大事なことの一つが海外からの水際対策。政府は8つの株を指定して強化すると発表しています。

しかし、検免所での感染者への隔離期間を緩和して、10日だったインドネシアが3日に、アメリカは待機なしのスルーとなりました。

最も効果的な感染対策は海外からコロナウイルスを持ち込ませないこと(医学博士 中原英臣氏)。ところが日本は入国緩和の方に動いて全く理解ができませんよね???

まとめ

以上のように専門家の間でも色々な考えが錯綜する中、私たちはいったいどうしたらよいのでしょうか。やはり、ワクチン接種、マスクの着用、適度な換気、手洗いや消毒、自主的な行動制限しかないのでしょうか。いずれにしても第6波が来ないことを祈るしかありません。できるだけのことをして…

 

 

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